Twitter OAuthが403 Forbiddenを返すようになったので対応した
2018/06/13夕方頃からコードを変更していないのに急にTwitter OAuth APIが403 Forbiddenを返すようになりました。Twitterにて同じような報告を確認し、調べてみたところ、結構前から言われてたみたいですが、いやー気づかなかったっすね(^ ^ ;)
コールバックロックを有効にしていなくてもCallback URLsに設定済みのcallback_urlパラメータ以外はエラー返すよってことらしいです。変更理由としてはセキュリティのためとか。Enable Callback Lockingの設定項目はそのうち消えるらしいです。
対応策
対応は簡単で、https://apps.twitter.com/のアプリSettingsのCallback URLsに認証時に使うcallback_urlパラメータを設定してやればいいです。
ちなみに、最低二つ以上設定する必要があります(ちょっと理由はわからなかったです)
(はじめは出なかったが一度Callback URLsを二つ指定してからはこのエラーが出るようにりました)
また開発環境でテストする際、localhostのCallback URLは指定できませんが、127.0.0.1は指定できます。同様にhttp://localhost:3000でアクセスしたら403エラーが返ってくるのでhttp://127.0.0.1:3000でアクセスする必要があります。
いろいろ見てると「できない」という声が結構ありましたが、僕の場合はこれでいけたのでご参考になれば幸いです。
補足
ワイルドカードは使えない
Callback URLsにはワイルドカードが使えないっぽいので、動的URLを指定することはできないです。その場合は下記みたいにCallback用のページを用意してCookieとか使ってリダイレクトさせればいいんじゃないでしょうか。
なんでワイルドカード指定できねえんだよっ!調べたらちゃんと理由ありました。
参考
CocoaPodsクイックリメンバー用【ほぼメモ】
About CocoaPods
iOSのライブラリ管理ツール。他言語のツールだとBundler(Ruby)とかYarn(JS)とかが近い
How to Start
Rubyで動作するためGemからインストール
gem install cocoapods
Podfileを作成
pod setup
Commands
Podfile.lock > Podfileの優先順位でライブラリを追加(更新)。lockを見るので追加済みのものはバージョン固定。ライブラリ追加時はこれ
pod install
Podfileでライブラリを追加(更新)。lockを見ないのでバージョン変動。アップデート時はこれ
pod update ${lib_name} # 特定のライブラリに限定 pod update # 怖い
インストールバージョンと最新バージョンを調べる。updateしても最新バージョンにならないときは大体Podfileのplatform制限のせい
pod outdated
Podfile
platform :ios, '8' target :testTests do pod 'Kiwi', '>=2.3.0' # Bug Fix https://github.com/kiwi-bdd/Kiwi/pull/542 pod 'OCMock' end
target: ライブラリをビルドする際のDeployment target(最低SDK Version)とかアーキテクチャを指定
Base64エンコードとBase64URLエンコードについて
GoogleさんのProtocol Buffersでエンコードしたデータをクエリパラメータで含めようと思ったので改めてBase64エンコードとBase64URLエンコードについて調べてみました
Base64エンコーディングについては以下の記事でも軽く触っていますが、データを印字可能な64種類のデータで表現するエンコード方式です
よくマルチバイト文字やバイナリデータをポストするのに使っているイメージがします
ただ、URLの一部として利用する場合は62 indexの+
と63 indexの/
,パディングの=
がURLセーフではない(RFC3986とapplication/x-www-form-urlencoded)ため、
URLセーフにエンコードするべきです
パーセントエンコーディングはデカいしキモいのでなるべく避けたいっすね
Base64URL Encoding
+
を-
に、/
を_
に変更するのが仕様みたいです。パディングは省略されます
RFC 4648 - The Base16, Base32, and Base64 Data Encodings
このようにBase64の中でもこのようにURLセーフなものをBase64URLと区別します
Ruby
RubyではBase64.#urlsafe_encode64にて提供されますが、内部的にはRFC4648で変換した後、後から+
と/
を置換します
https://apidock.com/ruby/Base64/urlsafe_encode64
def urlsafe_encode64(bin) strict_encode64(bin).tr("+/", "-_") end
Go
Goではbase64.RawURLEncodingにて提供されます。Paddingを含むbase64.URLEncodingもあります
Rubyとは違って置換ではなくはcharsetが予めURLセーフになっている点が無駄がないですね
const encodeURL = "ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789-_" // ... var RawURLEncoding = URLEncoding.WithPadding(NoPadding)
MongoDB TTLのexpireAfterSecondsを変更する
MongoDBにはドキュメントサイズで削除するキャップ付きコレクションと有効期限で削除するTTLインデックスがあります
TTLインデックスの有効期限であるexpireAfterSecondsを変更する方法には二種類あり、dropIndexからのcreateIndexでインデックスを張り直すというのも一つの手ですが、backgroundオプションがなければロックがかかりますし、あってもbackgroundオプションありで作られたインデックスは最適化されるまで時間がかかります
なので、runCommandとcollModを使った方法をおすすめします
db.runCommand({collMod: <collection_name>, index: {keyPattern: <key_pattern>, expireAfterSeconds: <expire_after_seconds>}})
db.runCommand({collMod: 'example_colls', index: {keyPattern: {datetime: 1}, expireAfterSeconds: 86400}})
らくちん
参考URL
Expire Data from Collections by Setting TTL — MongoDB Manual 3.4
Bitcodeバージョンの違いで発生するInvalid bitcode version (Producer: xxxx Reader: yyyy)
タイトルイコールほぼ答えみたいなものですが、Facebook SDKなど外部のフレームワークを使用する場合、SDKをビルドした際のBitcodeバージョンとそれを使用したアプリをビルドした際のBitcodeバージョンが異なればアーカイブ時にタイトルのエラー
が出ます(xxxxとyyyyはBitcodeのバージョン)
Bitcodeについては下記の過去記事で解説しています。よく分からない人はどうぞ
対応策としてはTARGETSの設定からBuild Settings => Build Options => Enable BitcodeをNoにすることでBitcodeを無効にすることで解消できますが、
Bitcodeをオフにすることで何らかの問題が発生する可能性がないとは言い切れませんし、最適化のためにあまりよくありません
基本的に新しい外部SDKはその時の最新のXcodeでビルドされていると思いますので、Xcodeコードのバージョンを上げるのが一番いいと思います
どうしてもXcodeのバージョン上げたくなければ古いSDKを使用するか、
設定でオフにするといいんじゃないでしょうか
XcodeバージョンとBitcodeバージョンの対応表どっかにないかな・・
僕が引っかかったときのBitcodeバージョンは以下でした
Xcode 8.3.3: 802.0.42.0_0
Xcode 8.2.1: 800.0.42.1_0
参考URL
Rails Console(irb)のアウトプット待ちがメンドイときに消す方法
小ネタです。Rails Console(irb)で適当な処理を実行すると返却値が出力されますよね?例えば以下のeachメソッドの返却値はレシーバ自身なので、eachブロックでゴニョゴニョ処理をするとレシーバが出力されます
> %w/hoge huga foo bar/.each{|e| e} => ["hoge", "huga", "foo", "bar"]
ちょっとした実行なら便利です
が、たまにステージングエリアのRails Consoleで大量のリソースをeachブロックで処理をする時とかに、これが少し邪魔になることになります
> Resource.where(statements).each{|record| record} Resource Load ... => [#<Resource id: 1, hoge: "aaaa", huga: "bbbb", foo: "cccc", bar: "dddd">, ...(以下略
返却値のActiveRecord::Relationオブジェクトが小さければいいですが、大きいと出力に時間がかかりますし、過去の情報が流れてしまいます
解決策
irbの出力は最後に実行された文の返却値みたいなので単純に; 0
を追加すればかなりさっぱりします
> Resource.where(statements).each{|record| record}; 0 Resource Load ... => 0
あースッキリした
参考URL
RailsのStatsタスクに調査対象ディレクトリを追加してみる
どうもです。rake stats
コマンドを使っていますか?これは一言で言えばプロジェクトの大まかな統計情報を取るためのコマンドです。リファクタリングすべきかどうか、テストコードを書くべきかどうかをざっくり判断したいときに使ったりします
$ rake stats +----------------------+-------+-------+---------+---------+-----+-------+ | Name | Lines | LOC | Classes | Methods | M/C | LOC/M | +----------------------+-------+-------+---------+---------+-----+-------+ | Controllers | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | | Helpers | xxx | xxx | 0 | xxx | xxx | xxx | | Models | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | | Libraries | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | | Integration tests | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | | Functional tests | xxx | xxx | xxx | 0 | 0 | 0 | | Unit tests | xxx | xxx | xxx | xxx | 0 | xxx | | Cucumber features | xxx | xxx | 0 | xxx | 0 | xxx | +----------------------+-------+-------+---------+---------+-----+-------+ | Total | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | +----------------------+-------+-------+---------+---------+-----+-------+ Code LOC: xxx Test LOC: xxx Code to Test Ratio: xxx:xxx
※xxxは実際の数字をぼかしているだけです
各項目の具体的な意味は上記を参考に・・
ただ、上記で対象となっているディレクトリはデフォルトのものとGemをインストールしたときに追加されたものしか含まれていません
独自に作ったlib/request/
以下を対象としたい場合などに困りますね
調査対象を独自に追加する
具体的な実装はrails/code_statistics.rbに、拡張方法はRSpecのコードなどを見れば大体わかります(内容は端折ります) 調査対象は::STATS_DIRECTORIESという2次元配列に
> ::STATS_DIRECTORIES => [["Controllers", "xxx/app/controllers"], 略 ["Cucumber features", "features"]]
みたいな感じに表示名とパスが入っているので単純に対象を追加してやればいいです
例えば、lib/tasks/hoge_huga.rb
ファイルに以下のような記述をします
namespace :hoge_huga do task :statsetup do require 'rails/code_statistics' ::STATS_DIRECTORIES << %w(Custom\ Requests lib/requests) if File.exist?('lib/requests') end end task stats: 'hoge_huga:statsetup'
こうすれば既存のstatsタスクが実行される前に必ずhoge_huga:statsetupタスクが実行されるので対象が追加されます
実行結果は以下のとおり
$ rake stats +----------------------+-------+-------+---------+---------+-----+-------+ | Name | Lines | LOC | Classes | Methods | M/C | LOC/M | +----------------------+-------+-------+---------+---------+-----+-------+ | Controllers | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | | Helpers | xxx | xxx | 0 | xxx | xxx | xxx | | Models | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | | Libraries | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | | Integration tests | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | | Functional tests | xxx | xxx | xxx | 0 | 0 | 0 | | Unit tests | xxx | xxx | xxx | xxx | 0 | xxx | | Cucumber features | xxx | xxx | 0 | xxx | 0 | xxx | | Custom Requests | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | +----------------------+-------+-------+---------+---------+-----+-------+ | Total | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | xxx | +----------------------+-------+-------+---------+---------+-----+-------+ Code LOC: xxx Test LOC: xxx Code to Test Ratio: xxx:xxx
ちなみに対象がテストコードである場合、テスト系の項目に数値を反映させるために
::CodeStatistics::TEST_TYPESに表示名を追加する必要があります
namespace :hoge_huga do task :statsetup do require 'rails/code_statistics' ::STATS_DIRECTORIES << %w(Custom\ Requests lib/requests) if File.exist?('lib/requests') ::CodeStatistics::TEST_TYPES << "Custom Requests" if File.exist?('lib/requests') end end task stats: 'hoge_huga:statsetup'
まあ、これを追加する必要のある人は少ないと思いますが・・